軽貨物におすすめのクルマ

これから軽貨物を始めるにあたって、クルマを調達するんだけど、どんなクルマがいいの?
新車がよい? それとも 中古車?
この記事は、そんな疑問の解決に役立つ情報を提供します。
軽貨物で使えるクルマとは
軽貨物運送業は、各地域を管轄する運輸支局に「貨物軽自動車運送事業届出書」を提出し、その上で黒ナンバーを取得すると開業が可能です。
黒ナンバーを取得できるのは、「軽トラック」「軽バン」などの軽貨物車ですが、2022年からは「軽乗用車」も構造変更なしで黒ナンバーを取得できるようになりました。
それでは「軽乗用車」でも仕事ができるのかと言えば・・・
軽トラックや軽バンなどの「軽貨物車」が、最大で350kgの荷物を積載することができるのに対して、「軽乗用車」はたとえ構造変更をしたとしても、最大積載量が制限されることがほとんどで、できる仕事が限られます。
軽貨物で本格的に稼ごうとするなら、「軽貨物車」が必須です。
軽バン?幌車? クルマのタイプは?

軽貨物では、「軽バン」をよく見かけると思いますが、他にも軽トラックの荷台を幌で覆った「幌車」や、同じく荷台をパネルで覆った「パネルバン」、「パネルバン」に冷凍・冷蔵機能を装備した「冷凍・冷蔵車」などがあります。
宅配、企業配、フードデリバリーなど、色々な仕事にオールマイティに使えるのは「軽バン」です。
一方で、「幌車」指定の背が高くて横に倒せない荷物案件(観葉植物や冷蔵庫など)や、「冷凍・冷蔵車」指定の食品配送案件はよくあるので、これに対応できるクルマがあれば、できる仕事の幅が広がります。
これから軽貨物の仕事を始めるのに、最初の1台を調達するのであれば、「軽バン」をおすすめします。
その上で、軽貨物の仕事が軌道に乗ったら、「幌車」や「冷凍・冷蔵車」に変更したり、増車していくのがよいと思います。
4WDは必要?

改めて言うまでもなく、いつも配送する地域が雪国なら、4WDは必須です。
雪国以外の地域で配送する場合でも、年に数回でも雪が降る可能性があるならば、4WDの安心感は絶大なものがあります。
雪が降ったから定期案件を休むということはできませんし、宅配でとてつもない坂を登ったり下ったりすることも少なくはありません。
2WDに比べて若干燃費が落ちるのと、安心感や信頼感のためにどれだけ出費を許容できるか次第ですが、スタッドレスタイヤと4WDがあれば基本いつでも稼働できます。
新車か 中古車か リース車か
これはもう、開業資金をどれだけ用意できるかによります。
クルマを購入できるだけの資金が用意できないなら、リース車に頼るしかありません。
資金がたくさんあっても、あえて中古車を買うというのはありますね。要は価値観次第ではあります。
ひとつ言えるのは、軽貨物は クルマ をぶつけてしまう要素が沢山。
稼働時間や走行距離が長いことに加えて、宅配であれば狭い住宅地の道路に入り込むことはよくあるし、そこで方向転換したりすることも。時間に追われて普段ならしないような操作ミスをする可能性も・・・。という具合。
街を走ってる軽貨物のクルマも、あちらこちらぶつけてるのが多いですね。
だったら、古くて安いクルマの方が良いかと言えば・・・ 古いクルマは故障する確率が高くなります。
急にクルマが故障して予定していた仕事に穴を開けたら、信用を失うことになりかねませんし、修理でクルマが動かない間は稼げません。
軽貨物にとって、クルマは唯一最大の稼ぐためのツールなので、許す限り多くの資金を投じてあげることをおすすめします。
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軽貨物運送業の始め方
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