ドメインとは?これからブログを始める方向けに独自ドメインの取得方法までわかりやすく解説
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ウェブサイトやオンラインビジネスを立ち上げる際に、その第一歩として欠かせないのが「ドメイン」です。しかし、「ドメインって何?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、これからブログを始める方に向けてドメインの基本的な概念から、ドメインの選び方、取得方法までわかりやすく解説します。
ドメインとは
ドメインは、インターネット上の「住所」と言えるものです。私たちが日常で使う住所が特定の場所を指し示すように、ドメインは特定のウェブサイトを示します。
例えば、このブログのドメイン(住所)は「concise.blog」です。世界中のどこからでもブラウザに「concise.blog」と打ち込めば、迷うことなくこのブログに辿り着きます。
そして、自ら取得した自分だけのドメインを独自ドメインといいます。
ドメインの構造
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ドメインは、 ”任意の文字列” と “トップレベルドメイン” で構成され、この全体(例でいえば concise.blog)を一般にドメイン名といいます。
トップレベルドメインの他に、セカンドレベルドメイン、サードレベルドメイン・・・という概念もありますが、容易に理解できるようにあえてここでは省略します。
トップレベルドメインとは
トップレベルドメイン(TLD)は、ドメインの最後部に置かれ、Webサイトの目的や地理的な位置などの属性を示します。
TLDの例
TLDの例をまとめてみました。
ドメイン | 用途 | 登録の対象 |
.com | 商取引 | 制限なし |
.jp | 特定の国(日本) | 日本国内に住所を持つ個人や組織 |
.org | 組織・団体 | 制限なし(以前は非営利組織) |
.co.jp | 特定の国(日本)の会社組織 | 日本国内に設立された会社組織 |
.or.jp | 特定の国(日本)の財団法人、社団法人、特定非営利活動法人等の法人組織 | 日本の法律に基づいて設立された法人など |
.net | ネットワーク | 制限なし |
.biz | ビジネス | 制限なし |
TLDはこの他にもたくさんあり、全体で 1,500ほどあると言われています。
ドメイン名のつけ方・選び方
ドメイン名をつけるにあたって最も大事なことは、シンプルでわかりやすく、覚えやすいドメイン名にすることです。
ポイントをいくつか紹介します。
サイトの内容を表現する
ドメイン名は、ブログのジャンルやサイト名などのキーワードを含めて、読者の印象に残るものにしましょう。
長過ぎるドメイン名は避ける
ドメイン名は、63文字以下の半角英数字と半角ハイフンが利用できますが、長いドメイン名は覚えにくく、不審なサイトと疑われる懸念もあります。
キーワードを含めて簡潔に短く表現したサイト名にすることをおすすめします。
TLDは .com や .jp などがベスト
TLDは多くの方に馴染みがあって人気のある .com や .jp がとれたらベストです。
しかし、.com や .jp といった人気のあるTLDは、短くて簡潔であればあるほど、とりわけ一般名詞として通用するワードだったりすると、すでに誰かが取得していることが多く、手に入れるのは容易ではありません。
その場合には、TLDを次に希望するものに変える、”任意の文字列”を少し工夫するなどして、取得可能なドメインを探します。
例えば、この記事の執筆時点の情報ですが、 onsenmeguri.com は既に使われているドメインで取得することができませんが、onsenmeguri.jp なら取得できそうです。温泉を spa に変えた spa-meguri.com も取得できそうです。
また、ひとつのアイディアとして、.club、.blog、.shop、.salon のような業種やサービスに特化した比較的新しいTLDを用いて、ドメイン名全体でブログのテーマやサービスあるいはそれらの名称を表現する方法があります。
このブログ(Conciseブログ = concise.blog)が、その例に該当します。
希望のドメインが取得可能かチェック
ドメイン取得サービスで有名な お名前.com で希望のドメインが取得可能かチェックしてみましょう。
エックスサーバー、ConoHa WINGほかの大手レンタルサーバーでもチェックできます。ドメインはひとつの団体で管理されていますので、どのサイトで検索しても結果は同じです。
ドメインの取得方法
ドメインを取得する際は、大手レンタルサーバーや専門業者のドメイン取得サービスを利用するのが一般的です。
ドメインのコスト
通常、ドメインを取得する際にはドメイン取得費用が必要です。また、1年(または数年)に一度、更新費用が必要となります。
ドメイン取得費用、更新費用ともに、TLDごとに価格が設定されている場合が多いです。
レンタルサーバーを契約すると永年無料でドメインを取得できる
大手レンタルサーバーサービスでは、レンタルサーバーを契約すると、ドメインを永年無料で取得できる(2ドメインまで取得可能が多い)キャンペーンを頻繁におこなっています。
永年無料であれば、ドメイン取得費用と更新費用の両方が不要となりますので、これからレンタルサーバーを契約するのであれば有効活用しましょう。
ただし、契約プラン等によって、取得できるドメイン(TLD)の種類が限られる場合がありますので、予め確認することをおすすめします。
レンタルサーバーとドメインはセットがおすすめ
あるレンタルサーバーやドメイン取得サービスで取得したドメインを、別のレンタルサーバーに設定することは可能ですが、一定の手順が必要となりますので、なるべくならレンタルサーバーとドメインはセットで扱うのが楽です。
レンタルサーバーとドメインを同じ会社で手当てする場合、レンタルサーバーを契約してサーバーを設定するプロセスの中で、ドメインの取得と必要なサーバーの設定ができてしまいます。
まとめ
ドメイン名を決める必要はありますが、ドメインの取得は難しいものではありませんし、レンタルサーバーの取得と同時におこなえば、コスト負担も限定的です。
その上、ドメインを取得すると、そのドメイン名のメールアドレスを数の制約なく自分自身で発行でき、これは特にビジネスをおこなう方には大きなメリットです。
この記事が、あなただけの独自ドメイン取得の一助になれば幸いです。
この記事を書いた人 Wrote this article
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